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インチャイ☆サプリ (innerchild/supplement)

「小手伸也のよくわかる古事記<第4回>」開催決定!! 2012年4月6日(金)・7日(土)   @キッド・アイラック・アート・ホール

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皆様のアンケートpart3

ちわっす!
半期に一度の出費月に四苦八苦でおなじみ小手伸也でございます。

公演時皆様から頂いたアンケート用紙の質問コーナーに答えていく企画!
今日はその第3回目です。
色々ご紹介させていただきましたが、今回で一応最後ということにさせて下さい!


では参りましょう!小手伸也の古事記一問一答!

M・Tさん(男性)の質問
古代ポリネシアなどで兄妹が島を生むという神話があるというのは初耳でしたが、古代エジプトでも神の化身であるファラオは、兄妹で世継をつくることが通例であったこととの共通項は?

そうですねー…ファラオについては門外漢ですので何とも言えませんが、単純に神性を尊ぶ古代世界の支配者は"血族の維持"という意味で近親婚を行っていた、という世界共通のケースに当てはまるのではないでしょうか?

同じくM・Tさん(男性)の質問
国生みの話で、混沌とした地上世界に鉾を刺し降ろしてかき回し、その引き上げた鉾の先から滴り落ちた雫が塩ではなく精液だったとする異論については?

世界の受胎という宇宙観の中では、地上に挿し込まれた「天の沼矛」は、まさに男性器の象徴といえますね。その観点からいえば精液ともとれましょう。ただこれはメタファーとしてですが。

同じくM・Tさん(男性)の質問
天皇の血筋は朝鮮半島からの渡来と思っていましたが、そうでなくても大陸渡来の稲作の人々だと思えるのですが、南方系海洋民族というのは、どの程度支持されている説ですか?

古代縄文人の起源についてのお話です。更に大陸系の弥生人と交じり合って日本人(倭人→和人)の基層は育まれたと考えています。天皇家=渡来人という単純図式はやや早計だと思ってます。ただし、渡来系の血筋をもった天皇も皇統の歴史の中には必ず混ざっているとも思ってます。

Y・Gさん(男性)の質問
innerchildの次回公演はいつ頃になるんですか?

皆様お待たせしてスミマセン…早くやりたいです!

匿名さん(?)の質問
産むだけ産んで親子愛はないのか?

古事記の中でも"夫婦愛"なら山ほど語られてるんですが、"親子愛"というのは実はほぼありません。実際全く愛がないという訳ではないのでしょうが、まず現代のような"核家族"の概念が無かったことが大きいと思います。子供は皆の宝!無事生まれればOK!育てるのは親に限らず!という社会なので。これが特に支配階級となると全くもってドライですね。そしてそんな風潮が近代まで続いた訳です。

A・Iさん(女性)の質問
物語が中つ国に移ったあと、アマテラス達はどうなるんですか?

次回以降にご期待ください!

同じくA・Iさん(女性)の質問
仲直りしたイザナギとイザナミは、その後どうなるんですか?

ナギ・ナミ二神が仲直りしたのは「日本書紀」十一ある一書(あるふみ)の中のたった一箇所だけで、その後についての記述なども一切残っていません。想像して楽しみましょう!

匿名さん(?)の質問
イザナミが産んだ島に北海道が含まれていなかったんですが、それは当時大和に含まれていなかったからですか?また「カミ」の派生の話でアイヌ語が挙げられていましたが、大和とアイヌで神話に似通った部分はあるのでしょうか?

その通りです。北海道(蝦夷)の地が認識されたのはもっと後ですからね。アイヌと大和言葉の共通点については色々ありますが、実は神話の構成という点では余り見受けられません。アイヌの神話(ユーカラ)には古事記のような政治的意図は皆無ですから、一つ一つ別々の民話がそのまま集まったような形になってます。動物が主役の話がたくさんあって面白いですよ?

M・Tさん(男性)の質問
天皇に読み聞かせるための読み物がこんなにも一般的に広まっていったのは何故?

時間の都合でカットしてしまったんですが、これには江戸時代の国学者「本居宣長」の存在がデカいです。彼が当時の神道に疑問を感じて出版した「古事記伝」という書物がベストセラーになって、以降神話研究のスタンダードとして古事記が注目されるようになりました。それ以前は、むしろ日本書紀でした。

K・Tさん(男性)の質問
というか小手さんがここまで古事記にハマったキッカケみたいなのは何かあるんですか?

以前どこかのインタビューで答えましたが、昔"多重人格"がブームになった頃、海外のエンタメでは多重人格という症状がサスペンスのトリックやホラーのガジェットとしてたくさん出回ってました。それで日本が同じようなことをやり始めたのに感覚として違和感を感じ、"待った!"をかけるべく大学の片隅で勝手に立ち上がったのがinnerchildという劇団です。日本人には日本人の文脈があるだろ?海外と同じ精神構造で物語作っちゃアカン!と。
じゃぁ、日本人としてどのような物語を描くべきか?悩んだ末にたどり着いたのが古事記でした。その後、野田秀樹さんに何年かお世話になった影響もデカく、気が付けばこんなことに…。


逆に読み応えあったでしょ?(完全に開き直った)
さぁ、そろそろ次回に向けて忙しくなって参りました!
本当に皆さんがここまで楽しんでくれると思わず、ビックリした反面、震えるほど感激しました。
もっともっとインタレスト&エキサイティングな内容にしたい!
第二回の日程は近日発表です!!

台本書かないと…。


innerchild小手伸也

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